ドアミラー

こんにちは、Anejo(アネホ)です。

最近は暑い日の翌日に雨が降ったり、天候不順ですが、いかがお過ごしですか?

雨の日、車を運転してると、ドアミラーに水滴がついて後ろが見えず、けっこう危険ですよね?

そんなわけで、ドアミラーの雨対策について書いていこうと思います。


親水と撥水

まず最初に、ネット上でよく見かけるのが、親水撥水がゴッチャになって理解してる人です。

全然違うんですよ!

なのでまず、開発された歴史から述べて行きたいと思います。


まず最初に、撥水技術が開発された

第二次世界大戦中、アメリカ合衆国において、核開発の過程から生まれたフッ素樹脂を使った撥水技術が開発されました。

最新では、1991年に京都大学化学研究所でPTFEとニッケルの共析を利用した超撥水が開発されて現在に至ります。

そもそも、鏡面についた水滴は、鏡面に何も処理を施してないと、滴のまま鏡面に残ったり、不均一な厚みで鏡面に広がります。

するとドライバーから見た場合、鏡面の反射率が不均一になってしまうので、後方視界がヤバイほど見えなくなります。

そこで鏡面についた水滴を強力に弾いてしまえばいい!とばかりに使われだしたのがこの技術です。


次に、親水技術が開発された

酸化チタン光触媒効果の応用で、水なじみの良い、『親水』技術が生まれました。

どういう事かというと、撥水が読んで字の如く、水をはじくこと機能によって水滴を鏡面からはじき落とすのに対し、親水は鏡面に水滴がつくとそのまま鏡面いっぱいに広がって均一な厚みになります。

鏡が見辛いのは、鏡面についた水滴が滴のまま残ったり、不均一な厚みで鏡面に広がってしまうからですが、均一に広がってくれたら反射率は一定なので見辛いことはない、という考え方です。

ホントに、撥水とは間逆の発想です。

光触媒なので、一定期間、太陽光に当ててないと性能を発揮出来ないですが、一般的には撥水コーティングより耐久性が良いです。


ドアミラーの鏡面には4種類ある

ディーラーで車を選ぶとき、ドアミラーに『こだわり』を持ってオプションを選ぶ人って少ないでしょうね。

実は、ドアミラーの鏡面には、

◆ ノーマル(何もついてない、ただの鏡)
◆ 親水ミラー(水滴が鏡面で薄く広がってくれる)
◆ 撥水ミラー(水滴が鏡面から弾かれて落ちてくれる)
◆ ヒーテッドミラー(鏡面の裏側のヒーターで水滴を蒸発させる)

と、4種類あります。


ノーマルミラーの場合

「出来るだけ安いのが欲しい!」

なら、ノーマルを選択するしか無いですが、雨対策で何かしないといけませんね。

市販の『撥水コート剤』なり、『親水コート剤』を購入して使うと良いでしょうね。

ただ、撥水剤はどうにも耐久性が弱く、すぐに性能が落ちて鏡面に水滴が残るようになってしまいます。
(まぁ、スプレー式なので、「シュッ!」と一発で性能は元通りになりますが)


親水ミラーの場合

国産車の純正にはこの仕様があり、撥水に比べて耐久性があります。

ただ、このコーティングは例えば洗車時にワックスが着いちゃったりすると、いきなり効力が無くなります。

なので、手洗い洗車じゃないとダメですね。苦笑

また、フロントウィンドウ用の撥水剤入りウォッシャー液を使うと、案外簡単に霧散したウォッシャー液が親水ミラーについてしまって、親水性能がダダ下がりになってしまう事も。。。

そして、手で触っても、油脂がついてダメになってしまい、

「ありゃ、汚れを取らないと!」

と言ってゴシゴシ磨いてしまうと、コーティングが剥がれてしまいます。

また、太陽光に反応して親水効果が出るので、ある程度太陽光にあててないと性能を発揮出来ないんです。

なので、車庫で大事に保管してる人には残念ながらおススメ出来ません。

また、性能・耐久性については車メーカーによって違いが有るので、その辺についても注意が必要です。

なお、親水コーティング剤はスプレー品などで売ってます。

でも、もともと親水コーティングされた鏡面に親水剤のスプレーを吹きかける場合、親水剤の材質と、もともとの親水コーティング被膜が違うと、性能劣化もありうるので注意が必要ですね。

特許の関係で、あるメーカーの場合は酸化チタンが入ってない場合がありますが、そうすると性能は 1ランク下がりますからね。


撥水ミラーの場合

純正ではあまり見かけないですが、アフターマーケット品では撥水加工をした鏡面を見かけますし、撥水剤のスプレー品も売ってますね。

性能が落ちてきたらまた「シュッ!」と一吹きで性能復活できます。

ただ、撥水コーティングされた鏡面に撥水剤のスプレーを吹きかける場合、撥水剤の材質と、もともとの撥水コーティング被膜が違うと、性能劣化もありうるので注意が必要ですね。

とはいえ、親水ミラーより色々気を遣う必要も無くて良さそう。笑


ヒーテッドミラーの場合

鏡面の裏側にヒーターの線がビッシリと貼り付けてあって、それに電気を流すと鏡面が裏側から熱せられて、表面の水滴が蒸発する仕組みです。

この仕様は特に寒冷地向け仕様のクルマでよく見かけます。

なお、ヒーテッドミラーを買ってきて、ノーマルミラーと交換しようと思っても、そうは単純にコトが済みません。

というのも、ノーマルミラー用のドアミラーの内部には、このヒーター用の電線が来てないので、ヒーテッドミラーの鏡面だけ買ってきても、それだけでは通電できないんです。

◆ まず最初に、ドアミラーを車体から外します
◆ ノーマルミラー鏡面を外してから、
◆ ヒーター用の配線を格納用のヒンジの中に通して、
◆ ヒーテッドミラーの裏側には防水ターミナルでつなぎます
◆ ヒーター用の配線の反対側は、ドアミラーの本体 → 車体に通し、
◆ デフロスターの配線につなぐ

これをイメージ出来ればヒーテッドドアミラーに改造出来ます。
やってみますか?笑


まとめ

個人的には、性能劣化が無い『ヒーテッドミラー』が一番おススメです。

ただ、購入する時にオプション設定しておかないといけませんし、当然お値段が高くなります。

そしてクルマによってはオプション設定すら無い場合もあるので、そうなるとどうしようもありませんね。

ヒーテッドミラー仕様があるのにノーマルミラー仕様を敢えて買うのは構いませんが、上で説明した内容の改造が出来るなら、の話です。

ただ、改造するにも、内装を剥がしたりもしないといけないので、かなり労力と時間を要します。

やっぱり、オプションで『ヒーテッドドアミラー』を選んでおくのが賢明です。


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