糖尿病治療最前線_001

こんにちは、Anejo(アネホ)です。

糖尿病といえば「合併症が怖い!」という認識が広まってますが、「どんな合併症があるか知ってる?」って聞かれると、ちゃんと答えられる人は少ないそうです。

あなたはどうですか?

 


しめじとえのき

まずこれを聞いて「ピンッ!」と来た人は大丈夫です。

大丈夫じゃない人は、いま覚えましょう!笑

まずは、『しめじ』から。

  • し – 神経障害
  • め – 網膜症
  • じ – 腎症

これは一般によく言われているので、わかる人も多いのでは?と思います。

では次、『えのき』はどうでしょう?

  • え – 壊疽
  • の – 脳梗塞
  • き – 狭心症

でした。


しめじより、えのきの方がヤバい

有名な合併症の『しめじ』も充分ヤバいですが、たとえ神経障害に罹っても、網膜症に罹っても、さらには腎症に罹っても、『直ちに死ぬ』というワケではありません。

ところが、もう一方の『えのき』はもっとヤバいです。

壊疽はまだしも、脳梗塞や狭心症は一刻を争うものですからね。

たしかに、壊疽、脳梗塞や狭心症など、動脈硬化からくる病気は、糖尿病以外の原因でも罹ります。

でも、糖尿病に罹ってると、そのリスクが 2倍にハネ上がるそうなので注意が必要。


『しめじ』は糖尿病が発症してからユックリ出現する

『し=神経障害』は、両足の指先がしびれたり、ビリビリしたりします。

普通、「手足がしびれる」と言いますが、手から先に始まることはまず無いそうです。

通常、足の指先や裏からビリビリしたり、初期の症状では足がつることがあります。
(そういえば足がつることが多かったですね、私の場合)

なお、神経障害が出るのは、糖尿病患者の約半数と言われていて、個人差はあるものの、3~ 5年後から出てくるそうです。

 

『め=網膜症』ですが、厄介なことに、眼科に行かないとわかりません。

しかも、健康診断で視力検査を受けたり、人間ドックの眼底検査で無散瞳型眼底カメラを使って撮影していても、これでは眼底の一部しか写らないため、網膜症の診断には役立たないそうです。

ちゃんと眼科を受診して、瞳を開く散瞳薬(さんどうやく)を点眼して眼科医に診てもらわないと分かりません。

網膜症は、網膜に『毛細血管瘤』という小さなこぶが血管に出来るところから始まります。

そして、眼底出血は眼球の周辺部から始まるので、かなり眼底出血が進まないと視力に影響せず、逆にそこまで進むと手の施しようが無いとか。

よく、「糖尿病と言われたら、最低 1年に 1回は眼科に行きなさい」と言われますが、これが案外面倒なんですよね。

こんなこと書いてる私も、もうそろそろ 1年経ってしまうので。。。

ただ、いまだに日本人の成人失明原因の第 2位は糖尿病で、年間約 3,000人が失明しているそうなので、「行っとけば良かった」と後悔するまえに行っておいた方が良いですね。

 

『じ=腎症』ですが、これが進むと腎不全となり、最終的には人工透析導入となってしまいます。

人工透析導入の原因の第 1位が糖尿病で、毎年約 16,000人が透析に導入されているそうです。

困ったことに、腎症も初期の段階だと自覚症状が無く、尿検査で尿にたんぱくが出てるか診ないと分からず、かなり進行した腎不全になって、人工透析をする間近にならないと、むくみ、だるい、食べられない、おしっこが出ないといった症状は出ません。

なのに、一般の内科医では尿検査をしてくれないところもあるので、糖尿病の患者さんは、血液以外にも尿も検査してくれる所に通うようにしましょう。


『えのき』は動脈硬化から来るヤバいやつら

『え=壊疽(えそ)』は、正しくは足の『閉塞性動脈硬化症』と言い、血行障害と神経障害による傷から足にバイ菌が入って腐ってしまう病気です。

下肢切断で一番多い原因は糖尿病ですが、この合併症は、動脈硬化症がある程度進行してから発現するそうです。

なお、動脈硬化症は、喫煙でも血管が詰まりやすくなりますので、禁煙も重要とのことです。

 

『の=脳梗塞』ですが、これは高血圧と糖尿病の人が起こしやすい合併症です。

脳の血管に血栓が詰まり、そこから先に血流が流れなくなるため、脳細胞が壊死する病気ですね。

いちど壊れた脳細胞は再生しないので、脳梗塞でマヒが出るとなかなか治らないので、発症するまえに予防することが大切です。

 

『き=狭心症』は胸が痛んだり苦しくなったりする病気ですが、糖尿病では合併症の心臓病で亡くなる人の割合が多いそうです。

このリスクを減らすには、ヘモグロビン A1c (HbA1c:赤血球の中にあるヘモグロビンのうち、ブドウ糖と結合しているヘモグロビンの割合で、過去 1~ 2カ月の平均血糖値を表す指標)を 6.9% 以下に保つことが有効だそうですが、強い薬を使うと低血糖を起こしてしまってコントロールが難しく、どうしても高めになってしまうのだそうです。


血糖コントロール実験の失敗

これは私のかかりつけのお医者さんから聞いた話ですが、何年も前のこと、欧州で血糖コントロールを『厳格にやるグループ』と『適当にやるグループ』の 2つに分けて、どういう違いが出るか実験してみたそうです。

ところが、その実験は結果を見る前に中止になったそうです。

というのも、『厳格にやるグループ』の中から死亡者続出という痛ましい事故が発生して、中止せざるを得なかったとか。

血糖値の厳格なコントロールにはもちろん、高頻度で正確な血糖値測定が必要ですが、寝ている間は誰も血糖値を測ってくれず、その間に期待以上に血糖値が下がり過ぎて死んでしまうという。。。


睡眠時のは低血糖を起こしてる

これは、以前ご紹介させていただいた、『アボット』という会社の製品、『フリースタイル』リブレを使ってみて気付いたことですが、眠ってるあいだに低血糖になってることが意外と多いんです。

→ 『フリースタイル』リブレについての詳しい記事はこちら。

糖尿病_001

2週間の間、自動的に 1分間隔に血糖値を測定、15分間隔で記録してくれてるスグレモノを使って初めてわかった事は、眠ってる間に緩やかに血糖値が下がり続け、その後一定の時間、低血糖のままで推移してました。


毎食後に超即効性 24単位、朝に持効性 24単位

一時通院してなかったこともあり、最初は以前打ってたインシュリンの量、毎食後に超即効性 24単位、持効性は朝に 24単位を打ってみたんですが、これだと初日は良い塩梅で効いてくれたものの、翌日になると様子が変です。

というのも、翌朝目が覚めてグラフをチェックしてみると、一瞬ですが、グラフが赤い線で表示されてる部分があります。

低血糖!

いままで低血糖なんて経験したことが無かったと豪語(?)してましたが、アッサリ経験してしまいました。苦笑


食後の血糖値の上がり方もリアルタイムでわかる

また、炭水化物を食べたときは、事前に超即効性のインシュリンを打ってたとしても、血糖値は「ガツン!」と上がってました。

私の場合はパン 1.5枚が限度で、おにぎりだと 1個ですか、それ以上食べると、血糖値の上がり方がハンパ無いということもわかりました。

そして、それを元に食事制限をしてみて、昼間は良好な状況を保ててたんですが。。。


夜間はやはり低血糖傾向

昼間は『フリースタイル』リブレで血糖値をモニタリングしながら炭水化物の摂取量を調整して血糖値のコントロールは『いちおう』出来てた感はありました。

数値にして 50 ~ 100 の間をウロウロしてる感じでしたが、やはり就寝中の低血糖傾向は相変わらず。

そこでお医者さんに相談すると、持効性のインシュリンの量を減らそうとの事。


そんなこんなしてるウチに 2週間経つ

実際には、超即効性のインシュリンも減らし、持効性のインシュリンも減らしながら様子を見て、どっちも 6単位まで少なくしてある程度のコントロールが出来る様になってきました。

つまり、

  • 持効性インシュリン 24単位 → 6単位
  • 超即効性インシュリン 24単位 → 6単位

でコントロールが『ほぼ』出来るようにはなったんですが、それでもやはり、就寝中の低血糖傾向はあります。

しかし残念ながら、センサーの使える期間は 2週間までで、タイムアウトでした。


せめて 1ヶ月使えたら

たしかに『フリースタイル』リブレは、糖尿病治療に革命をもたらしたと言って過言ではないですが、センサーの寿命が 2週間で、1ヶ月の間に使えるセンサーの個数は 1個までが保険適用です。

そして、ここで問題になってくるのが、本来の目的である、血糖値コントロールに最適な食事内容とインシュリンの投与内容の特定には、2週間では短か過ぎるということです。

まる 1ヶ月間、ずっとセンサーで様子を見ながら色々試行錯誤して、やっと理想的な対処法がわかってくるものなのに、保険適用の内容が、1ヶ月に 1個とか。。。

実際の医療現場を知らないお役所の決めることは、ホントに非論理的です。

→ 『フリースタイル』リブレについての詳しい記事はこちら。


食後すぐに血糖値が上がる!

さて、この『フリースタイル』リブレを使ってみてホントにわかりやすかったのが、パンを食べたときの血糖値の反応の良さです。

炭水化物というカテゴリーではお米と同じですが、お米はチャーハンにするなど油でお米をコーティングして消化スピードを落とすことが出来るのに対し、パンはそう簡単にはいきません。

食後 1時間の間に、アッという間に 180程度まで上がってしまいます。

そしてしばらくその数値をキープしたあと、段々下がってくるんですが。。。


お米は時間差攻撃

対してお米は時間差を置いてから、でもやっぱり急激に上がることが判明。

そういう意味ではお米のパンに対する優位性ってあまり感じられませんでした。
(あくまで私個人の場合であり、万人に共通するものとは言えません、悪しからず)

むしろ、超即効性のインシュリンは打った直後から効き始めるので、この時間差がインシュリンの効果の恩恵に与らなくなってしまってるかも?とも思えました。


レシピの工夫で何が変わる?

色々レシピを工夫してみても、血糖値が上がり始めるタイムラグが違うだけで、結局は血糖値が上がりました。

これは正直な話、意外な結果です。

そしてハッキリ言えることは、『炭水化物を摂ったか?摂らなかったか?』がイチバン影響があって、当たり前な話ですが、炭水化物を摂らない食事内容が血糖値コントロールにはいちばん効果的だったということです。

ご存知の通り、炭水化物はそれこそ殆どの食材に入ってます。

なので、全く摂らないという事自体が不可能なわけで、主食であるパンやお米を食べない、芋類やかぼちゃなど炭水化物を極端に多く含む食材を避ける程度で、かなり血糖値コントロールに有効です。


食前の血糖値チェック

たとえば、食前に測って 100程度だったとしたら、お米やパンなどの炭水化物を摂らない方がコントロールしやすいです。

また、データがわかれば、パンやお米などの炭水化物が欲しい欲求を抑えるのにすごく役立つので、『フリースタイル』リブレを付けてると、それだけでいくつものメリットを感じられますね。

実際、センサーの寿命が 2週間後に来てから更に 2週間後の通院日までは、炭水化物の欲求に負けることもしばしばありましたし、ましてやちゃんと血糖値コントロールが出来てるかどうかわからないと不安ですしね。


『フリースタイル』リブレのウィークポイント

良い事づくめに思える『フリースタイル』リブレですが、病院ではこのセンサー着用と同時に、従来の血液から測るチップももらえます。

やはり 2週間という期間が短いからなんでしょうね、センサーの寿命が来たあとの 2週間を、従来の血液から測る方法も出来るようになってますが、実は、いままで使ってきた日本製のものよりずっと多くの血液が必要なんです。

いままで使ってきた日本製の機器は、「パチン!」と指に小さい穴を開け、指先を軽く絞ってチョッピリ血液を搾り出すだけで充分、チップに血液が入り込み、測定可能だったんですが、この『フリースタイル』リブレでは、思いっきり絞ってある程度の量の血液を出してあげないと、測れずエラーになってしまいます。

けっきょく、この機能は新鋭機能が使えないシチュエーションで使う補助的な意味合いが強い感じですね。

もちろん、実際の血液から測った本来の血糖値との誤差を知るためにも必要な機能かもしれませんが、チョット扱いにくいです。

繰り返し使ってると、指先がジンジンしてきますよ!


まとめ

私は医療関係従事者ではありません。

でも、糖尿病患者であり、しかも不良患者と言われてしまっても仕方ないほど、治療に不熱心でした。

ところが、この『フリースタイル』リブレのおかげで真面目な患者に『更正』出来てきてます。

糖尿病の合併症が怖いとは言い聞かされてきたものの、実際に血糖値をコントロールすることの難しさから、半ばヤケクソになってきてしまってましたが、この最新鋭機器のおかげで真面目に治療に専念出来そうです。

合併症が怖いのに諦めてしまってる人には、是非、この『フリースタイル』リブレで、真っ向から糖尿病と向き合ってほしいです。

私もまだ全然完治したわけではありません。

一緒に頑張っていきましょう!

 

さて、最後まで読んでくださったみなさん、ありがとうございます~!

もしよろしかったらコメントもお寄せください、今後の執筆活動に活かしていきたいと思います!


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